介護

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介護が必要かもと思ったときに、まず何をしたらいいのですか?

そもそも介護が必要かもと思った時に、相談したらいいのでしょうか?介護の話題はプライベートな内容もあるので、気軽に友達や親戚に相談が出来ずにいます。

また、出来ればプロに直接相談できる窓口を知りたいです。

専門家の回答

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忘れっぽくなってしまった、転んで骨折してしまった、などなど今まで出来ていたことでも加齢や怪我・ご病気などが原因で日常生活を送る上で難しいことが増えてきたら、介護サービスが利用できないか、まずはお住まいの地域の地域包括支援センターや、居宅介護支援事業所に相談しましょう。

介護サービスを利用するまでの流れ

困っている高齢者
介護サービスを利用するまでの流れ

①相談

介護が必要かもと思った時には、まずは各地域の「地域包括支援センター」あるいは市町村の役所の「福祉課」に相談しましょう。
地域包括支援センターは、介護保険に関する様々な支援を行うところで、「通院や買い物の時などの移動手段に困っている」「病気や怪我で家事をするのが大変」など不安やお困りごとを気軽に専門家に相談ができます。

②「要介護(要支援)認定」の申請

介護保険を使って介護サービスを利用するには、「要介護(要支援)認定」が必要になります。
「要介護(要支援)認定」の申請はお住まいの市区町村の窓口で受け付けています。

③要介護認定の調査、判定

市区町村の職員などの認定調査員がご自宅を訪問し、ご本人やご家族から心身の状況について聞き取り調査を行います。
また、要介護認定には主治医による意見書も必要になります。主治医がいない場合は市区町村の指定医による診察が必要です。(意見書の作成は自治体から医師に直接依頼されるのでご本人やご家族から依頼する必要はありません)

④認定結果の通知

申請から約1ヶ月以内に、市区町村から認定結果が通知されます。
認定される介護度には以下の7段階あります。

要支援1 日常生活の中で支援が必要な状態
要支援2 部分的介護を要するが、改善する可能性が高い状態
要介護1 部分的介護を要する状態
要介護2 軽度の介護を必要とする状態
要介護3 中程度の介護を要する状態
要介護4 重度の介護を要する状態
要介護5 最重度の介護を要する状態

⑤ケアプランの作成

介護サービスを利用するためには「ケアプラン」という介護についての計画書が必要になります。
要支援1~2と認定された方は、地域包括支援センターにケアプランを作成してもらいます。
要介護1~5と認定された方は、居宅介護支援事業者(ケアマネジャー)にケアプランを作成してもらいます。

⑥介護サービス利用開始

「介護保険被保険者証」と「介護保険負担割合証」をサービスを提供する施設などに提示して、ケアプランに基づいたサービスを利用します。

地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護保険に関する様々な支援を行うところで、対象の地域に住んでいる、65歳以上の高齢者や、高齢者の支援を行ったり関わりのある方なら誰でも利用が可能です。
離れて暮らす親御様やご親族の相談の場合は、その方が住んでいる所の地域包括支援センターに連絡をしましょう。

身内でも中々しづらいお金の相談や、本人の様子がおかしいがどうしたらいいのかわからない、などの質問も受け付けています。

地域包括センターの場所は、「地域包括センター 地名(地域名)」で検索すると対象地域の情報が見つかります。
下記の厚生労働省のページから各都道府県のウェブサイトを開いて探すこともできます。
地域包括センターの場所

相談をして、紹介されたサービスは料金が発生するものもありますが、高齢者が安心して生活出来るための相談を無料で行っているので、悩みが少しでもあれば気軽に連絡してみましょう。

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