介護
専門家の回答
短期間のみ車椅子が必要な場合
怪我などで短期間の間車椅子が必要な場合は、各自治体で車椅子のレンタルを行なっていることがあります。
例えば東京都港区の場合はこのような内容で貸し出しをしています※1。
内容 | 一時的に車いすが必要になった人に貸出し、日常生活を支援します。 |
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対象 | 使用者または借受者が港区在住で、使用者は在宅で生活し、高齢や障害、病気、ケガ等により一時的に歩行困難な人 |
貸出期間 | ①短期貸出:7日以内 ②一般貸出:3か月以内、延長貸出:3か月以内 |
維持管理協力費 | ①短期貸出:無料 ②一般貸出:1,000円、延長貸出:500円 |
このように自治体ごとにレンタルをおこなっているところもありますので、お住まいの地域の役所へ確認してみましょう。
長期間使用したい場合
長期間に渡り車椅子を必要とする場合は、介護保険を利用して福祉用具をレンタルすることができます※2。
車椅子や車椅子の付属品(クッションなど)は要介護2からレンタルが可能ですので、車椅子のご希望がある方は担当のケアマネージャーに確認してみましょう。
車椅子の種類によってレンタルの金額にも変動がありますので、ケアマネージャーと一緒に福祉用具の担当の方に相談してみましょう。
車椅子生活に合わせて自宅の改修が必要な場合も
車椅子に人を乗せて移動すると大きな車輪がついているとは言え重く思うように動かしにくいものです。
玄関口からスムーズに昇降ができるようスロープや昇降機をつけたり、トイレでの立ち上がりなどの補助に手すりを付ける、浴槽内に滑り止めマットや手すり、シャワーチェアの設置など、車椅子の他にも福祉用具のレンタルや住宅改修を行った方が良いこともあります。
住居の状況や金銭面の問題も出てきますので、不安なことは専門家に相談しましょう。
リハビリも積極的に行いましょう
短期間でも車椅子生活で身体を動かす機会が減ると、筋力は思いの外すぐに落ちてきます。
自宅でできる筋力トレーニングやストレッチ、また必要に合わせてデイサービスでのレクリエーションや訪問リハビリの活用も検討しましょう。
これらもご要望がある場合は介護保険によるサービスとなりますので、担当のケアマネージャーに相談すると良いでしょう。
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自力での歩行が困難になった高齢者が自宅で自立した生活を送れるように、車椅子が必要になることがあります。
今回は車椅子を借りたい場合、どんな方法があるのかについて説明します。