病院・施設

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2022.09.12 作成

2023.01.25 更新

【地域包括支援センター】どんな施設?利用対象者は?

介護を始めるときによく「地域包括支援センター」を勧められます。役所の窓口とは違うのでしょうか?

専門家の回答

専門家イラスト

地域包括支援センターでは地域に住む高齢者やその家族の生活について相談ができる窓口です。
これから介護を考えている方は初めにこの窓口を案内されることが多いです。
では具体的にどんな相談が出来るのでしょうか?今回はこれから介護を始める方や、相談をしたい方に向けて分かりやすく説明します。

高齢者や高齢者と関わる方の暮らしを地域で支援するための施設

高齢者

高齢者が地域で安心して生活ができるよう、介護や医療、保健などの側面からサポートをするための「相談窓口」です。
各市区町村ごとに設置されていますので、相談をする際には必ずお住まいの地域の「地域包括支援センター」に問い合わせをしましょう。

「地域包括支援センター」の利用対象者

地域包括支援センターを利用できる方は以下となります。

  • 対象地域に住んでいる65歳以上の高齢者の方
  • 高齢者支援の活動に関わっている方

高齢者ご本人だけでなく家族や同居している方、ご近所の方など相談対象の高齢者と関わりのある方でしたらどなたでも問い合わせ、利用が可能です。
相談をする時には相談対象の高齢者の方がお住まいの地域の地域包括支援センターを利用しましょう。

「地域包括支援センター」の主な役割

地域包括支援センターの主な役割として以下の4つの業務があります。

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  1. 介護予防ケアマネジメント
  2. 総合相談
  3. 権利擁護
  4. 包括的・継続的ケアマネジメント
介護予防ケアマネジメント

今後何かしらの支援や介護が必要となる可能性がある方、また要支援認定を受けた方などを対象に自立した生活を送るための支援を行います。
閉じこもり予防や、うつ予防、認知症予防など様々な効果があります。

総合相談

高齢者が生活をする上で困っていること全般を相談することができます。

権利擁護

加齢や病気により判断力が低下し、金銭管理などが難しくなった場合に成年後見人制度の紹介をしたり、高齢者虐待の早期発見、高齢者を狙った詐欺や悪徳商法などへの対応などがあります。

包括的・継続的ケアマネジメント

高齢者にとって暮らしやすい地域にするため、医療・健康、介護、福祉などの専門家から地域住民まで幅広い連携支援を行い、地域で生活する高齢者の課題の解決や調整を行います。

地域包括ケアシステムとは?

国が実施している「地域内で高齢者を支えるためのシステム」です。少子高齢化への対策として、2025年をめどに整備が進められています。
高齢者が要介護状態になっても今の住み慣れた地域で過ごすためには、住まいだけでなく介護・医療・介護予防・生活支援などの生活に必要なサービスをしっかり提供できる体勢を整えなくてはなりません。
こうした環境を叶えるためのシステムが「地域包括システム」であり、地域包括システムを支えるための拠点が「地域包括支援センター」とされています。

高齢者に関することで困ったらまずは「地域包括支援センター」に問い合わせ

地域包括支援センターへの相談は無料で、利用対象者であればどなたでも問い合わせが可能です。
専門家が常駐し、悩みや不安を聞いて解決方法を一緒に考えてくれます。
ちょっとしたことでも困った時には相談をしてみましょう。

全国の地域包括支援センターの一覧はこちら

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