リハビリ・予防

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2022.12.05 作成

2023.01.25 更新

【在宅介護と胃ろう】食事の量が減り胃ろうを勧められましたが、どうしてもご飯を口から食べさせたい

高齢の母がむせてしまったりして食事量が減ってきた所に、主治医の先生から胃ろうを勧められました。
食事が出来ないって外に出られない母にとって楽しみを奪われるように感じます。

専門家の回答

専門家イラスト

胃ろうというと、まだまだ胃に繋げたチューブから栄養を流し込む「延命措置」で、口から食べる楽しみを奪われるというイメージを持たれている方も少なくありません。
今回は胃ろうに関する簡単な説明と、胃ろうにするかの選択を迫られた場合にどうしたらいいのかについてお答えします。

胃ろうとは胃に直接栄養剤を流すポートを造設する医療処置

胃に疾患がある

胃ろうとは、老化や身体能力の低下などで食事が困難になった人が胃から直接栄養を摂るようにする医療処置のことを指します。

なぜ胃ろうを勧められるのか

胃ろうを勧められる原因は様々ですが、大まかに分けて2つご紹介します。

栄養不足を補う

基本的には口から胃までの経路になんらかの障害があり、栄養摂取が困難な場合に勧められます。
食事や水分を摂れないことで、さまざまな感染症に罹りやすくなったり、傷の治りが遅い、褥瘡(床ずれ)が起こりやすくなるなど様々な弊害が生じます。
その過程で非常に大きな苦痛が生じてしまうため、そういった苦しみを少しでも緩和するためにも栄養や水分の摂取は重要になってきます。

誤嚥性肺炎を予防する

老化により身体機能が低下すると飲み込む力も低下するため、食事の塊が食道でなく気道に誤って入り込んでしまうことで誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を引き起こす恐れがあります。
高齢者にとっても肺炎は非常に危険です。再発を繰り返すことも多く、体力の低下や予後にまで影響することは少なくありません。

胃ろうは虐待?

未だに胃ろうへのイメージは「延命措置」のイメージが強く、胃ろうを進められるともう寿命は僅かなのかと考えられる方もいらっしゃいます。
確かに延命措置のために胃ろうを増設することもありますが、胃ろうにしたら全く口からご飯が食べられない、と言う訳ではないのです。

胃ろうをしていても口からご飯は食べられる

胃ろうはあくまで1日に必要な栄養を十分に摂取するためのものです。胃ろうを増設後も、医師の許可があれば好きなものを口から食べることは可能です。
嚥下機能が落ち、胃ろうにしたからといって一切の経口摂取をやめてしまうと、より嚥下機能が低下して唾液でも誤嚥し、肺炎を引き起こしてしまいます。
自己判断で食事を提供せず、必ず医師や言語聴覚士などの専門家に確認をした上で、好きなものを少しでも食べられるようにリハビリをしましょう。
経口接種と胃ろうを併用することも可能ですし、リハビリの成果で胃ろうの回数を減らすことも可能です。

まとめ

胃ろうに対するマイナスなイメージはなかなか払拭されることはありません。
チューブに繋がれるというビジュアルもショッキングなものですよね。
しかし、胃ろうには沢山のメリットが存在します。
しっかり栄養を補給してリハビリに取り組み、好きなものを食べる楽しみを失わないためでもあるのです。
もちろん、胃ろうを造設しないとご本人、ご家族が決めるのも一つの選択肢です。
もし胃ろうを勧められ造設するかお悩みになっている場合は、今後の見通しなども含めてしっかり医師などの専門家に相談をしましょう。

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