リハビリ・予防

リハビリ・予防

2022.06.28 作成

2023.01.24 更新

認知症の進行を遅らせるには?食事の工夫やリハビリについて

親が軽度の認知症と言われました。進行しないようにするにはどうしたらいいでしょうか?

専門家の回答

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今回は認知症を予防すると言われている「デュアルタスク」や「食事」についてご紹介します。

認知症予防について

高齢者と医師

デュアルタスクとは?

デュアルタスクとは、「何かをしながら何かを考える」という同時に二つのことを行うことです。
身体を動かしながら脳も動かす、例えば、ウオーキングしながら会話する、足踏みしながら計算やしりとりを行う等々です。これらは、認知症予防に有効な方法となります。

食事に気をつけてみましょう

認知症予防に繋がるものとして、食事に気を付ける事が挙げられます。サンマやイワシ、サバなどの青魚は認知症を予防する「不飽和脂肪酸」が多く含まれており、また悪玉コレステロールを減らす食材でもあります。ウナギやマグロ、鯛などにも豊富に含まれており、毎日これらの魚を摂取するのは難しいという場合は、シラスがお勧めです。
大豆製品にも認知症予防をする「大豆レシチン」が含まれるので、豆乳やおから、納豆や豆腐なども積極的に摂ることを考えましょう。
野菜や果物に含まれるビタミンCやビタミンEも認知症予防に効果的と言われています。特に、ビタミンCは認知症のリスクを10分の1に減らすことができるというデータもあります。
調理をする際の油に関しては、オリーブオイルが良いとされています。オリーブオイルに含まれるオレイン酸は、青魚と同様に血中コレステロールをコントロールする働きがあります。
また、コーヒーや緑茶は利尿作用があるため、血液の中にある不要なタンパク質を外に出してくれ認知機能の低下を予防します。
しかしながら、カフェインは交感神経を活性化し睡眠を妨げてしまうので、1日1〜3杯ほどに抑えた方がよいでしょう。認知症予防に良い食べ物や飲み物をいくつか紹介しましたが、いずれも取りすぎは良くないのでバランスよくとることが肝要です。

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