介護保険制度

介護保険制度

2022.06.09 作成

2023.01.24 更新

訪問看護ってどんなサービス?サービス内容や訪問介護との違いについて詳しく解説

看護師はお家でどんなケアを行うのでしょうか?介護士との違いも教えてください。

専門家の回答

専門家イラスト

看護師が医療を提供する場は病院だけではありません。
医療の専門知識を持ち診療や医療の補助を行う看護師やリハビリテーションを専門とする理学療法士・作業療法士等が自宅を訪問し、専門的なケアを行います。

どんな人が受けられるサービス?

高齢者

訪問看護は実は年齢を問わず利用ができるサービスです。
ご自宅で療養を希望されている方、入院するまでではないけれど日常生活にご不安を感じていらっしゃる方、またそのご家族のサポートをします。

訪問看護は、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、利用者の心身機能の維持回復などを目的として、看護師などが疾患のある利用者の自宅を訪問し、主治医の指示に基づいて療養上の世話や診療の補助を行います。

出典:どんなサービスがあるの? - 訪問看護 | 公表されている介護サービスについて | 介護事業所・生活関連情報検索「介護サービス情報公表システム」,2022/06/09閲覧

介護保険で利用する場合

介護保険の対象で、主治医から訪問看護指示書を受けた方が対象となります。
要支援または要介護の認定を受けた方は、介護保険を優先的に利用するよう制度上決定づけられてめられています。
介護保険に関して、詳しくはこちらの記事をご参照ください。

医療保険で利用する場合

介護保険の対象とならない40歳未満の方や、40歳以上でも要介護・要支援の認定を受けていない方が対象となります。
通常の医療費と同様に高額医療費制度も使うことができます。
※介護保険と医療保険を同時に使用して同じサービスを受けることはできません。

自費で利用する場合

重いご病気をお持ちの方や、ご自宅で最後を迎えたいがご家族などのサポートを十分に受けることが出来ない場合など、公的範囲での利用のみでは満足の行くサポートを受けられない事もあります。
以下で示す通り、公的範囲での利用は訪問の頻度が定められているからです。
そういった場合でも公的範囲を超過した分、自費でサポートを受けることが可能です。

訪問頻度

介護保険・医療保険を利用してサービスを受ける場合、訪問の頻度が定められています。

介護保険 利用制限はなく、1回あたり20分、30分、1時間、1時間半の区分。
どの区分を利用するかは選択できます。しかし、介護保険の支給限度額を超える分は、自費で払う必要があります。
医療保険 週3回までで、1回あたり30~90分以内となります。
厚生労働省が定める疾病等や特別な管理を必要とする場合は週4回以上、かつ1日に2~3回の利用が可能です。

提供するサービスの内容

訪問看護では以下のサービスを提供します。

  • 血圧や脈拍、体温などの測定や、ご病気の状況の確認
  • 排泄・清潔(入浴/清拭/洗髪/院部洗浄/髭剃り/爪切りなど)のケア
  • 在宅酸素、カテーテルやドレーンチューブなどの管理、褥瘡や創部のケア
  • リハビリテーション
  • 在宅でのお看取り

このように医療サービスを自宅で受けれることが、訪問看護での1番のメリットと言えるでしょう。
身体機能や嚥下機能を回復させるために行うリハビリや、在宅での看取りなどやご家族・利用者のメンタルケアを行うターミナルケアも訪問看護サービスに含まれています。
認知症の症状が見られる高齢者の家族には、介護の相談やアドバイスなども行っています。

訪問介護との違い

訪問介護との大きな違いは、医療行為の提供が出来るかどうかで異なってきます。
おむつ交換や清潔の保持など訪問介護と同じようなケアも可能ですが、痰の吸引・創部の処置・健康管理などは訪問看護が担います。
また、訪問看護には出来なくて訪問介護に出来る支援もありますので、訪問介護に関して詳しくはこちらの記事をご参照ください。

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