介護

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2022.09.21 作成

2023.01.25 更新

【在宅介護と入浴】転倒後の怪我などで入浴が困難な場合、入浴をサポートする介護サービスが利用できる!

父が転倒して足の骨を骨折してから、浴槽を跨いだり着替えをするのに苦労しています。

私も子供がいていつもついてあげられるわけではないので、また転んでしまうのではと思うと心配です。

専門家の回答

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厚生労働省の調査より、「高齢者の介護が必要となる原因として「骨折・転倒」は、「認知症」、「脳血管疾患(脳 卒中)」、「高齢による衰弱」に次いで4番目に多い(13.0%)」※1,2 事からも分かる通り、転倒によって何かしらの手助けが必要になった高齢者の方は少なくありません。
今回は、転倒によって入浴が困難になったケースをもとに、利用できる介護サービスなどをご説明します。

まずは介護認定が受けられるか確認をしましょう

入浴

介護保険の給付対象である65歳以上の方でしたら、要介護認定を受けられる場合があります。
転倒などの怪我や病気により日常生活に支障が出てしまっている場合は早めにお住まいの地域にある地域包括支援センターもしくは役所の相談窓口で相談をしてみましょう。

利用できる介護サービスの例

要介護認定をすでに受けている方やこれから申請する方に向けて、入浴支援で利用ができる介護サービスについてご説明します。

デイサービス(通所介護)

日帰りで通える介護施設で、入浴をはじめとした、食事、排泄などの日常生活支援や、機能訓練、健康チェックやレクリエーションなどのサービスを受けられることが出来ます。
介護スタッフのサポートのもと安全に入浴が可能です。
また、同じ世代同士での憩いの場になったり、温泉施設が併用されていたりと高齢者が楽しく通えるような様々な工夫が各デイサービスでされていますので、本人の希望に合うデイサービスを探して見学などにいってみましょう。
若い方と比較すると高齢の方は皮脂の分泌量が少なく代謝も落ちてきているため、毎日お風呂に入らなくても問題ありません。デイサービスに週2〜3程度通い、入浴は全てそこで済ませる方は多いです。

訪問介護・訪問看護

デイサービスに対し「老人が通う場所」というイメージを強く持たれている方は、介護施設に嫌悪感を持たれる方は少なくありません。
そんな方には住み慣れた自宅で介護サービスが受けられる訪問介護や訪問看護がおすすめです。
どちらも自宅の浴室を使用して、入浴支援が受けられます。
介護と看護どちらで入浴支援を行うかどうかについては、骨折で痛みを伴ったり、傷の処置が有るかどうかや、血圧変動のリスクなどの医療的側面から判断される事が多いので、もし利用を検討したい場合には担当のケアマネージャーや主治医に相談をしてみましょう。

訪問入浴

訪問入浴とは、専用の湯船を使用して自宅での入浴をサポートするサービスで、浴室での転倒を繰り返していたり、自宅の浴槽は深さがあって入りにくい方などにおすすめです。
介護士2名、看護師1名が専用の浴槽を持参して訪問します。詳しくはこちらの記事をご参照ください。

入浴用介護用品を使用する

浴室の滑りやすい床に滑り止めを敷いたり、シャワーチェアや手すりを設置することでお一人もしくは軽度の介助で入浴を行えるようになることもあります。
入浴用の介護用品についても介護サービスを利用してレンタルしたり、購入することも可能です。
こちらの記事で様々な入浴用介助用品をご紹介しています。

まとめ

浴室は滑りやすかったり、血圧の変動でも体調不良を起こす事などがあり、自宅の中で転倒する方の中で1割強の方が浴室・脱衣所で転倒しています。※3
その上怪我や病気で十分に身体を動かせなかったりすると、怪我への恐怖心から入浴を拒否してしまうことも。
その方それぞれに適したサービスや介護用品がありますので、ぜひ専門家へ相談をしてみましょう。

出典

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