介護保険制度

介護保険制度

2022.07.26 作成

2023.01.25 更新

訪問入浴ってどんなサービス?利用対象者やサービス内容について

家の湯船に入るのを手伝ってくれるサービスなのでしょうか?

専門家の回答

専門家イラスト

介護保険制度で利用が可能な訪問入浴について、どんなサービスなのか、またどんな方にご利用いただいているのかについて詳しくご説明します。

「訪問入浴」ってどんなサービス?

高齢者

訪問入浴とは、専用の湯船を使用して自宅での入浴をサポートするサービスです。
浴室での転倒を繰り返していたり、寝たきりの方などにおすすめです。

どんな人が対象?

要介護1以上の要介護認定を受けている

訪問入浴を受けるための条件として、「要介護1以上」の要介護認定を受けている必要があります。
要介護認定について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

医師から入浴可の指示が出ている

その時の健康状態によっては医師から入浴の許可が降りない場合がありますので、もし検討される場合にはかかりつけの医師もしくは担当のケアマネージャーへ相談をしましょう。
こんな方は注意が必要です。

  • 収縮期(最高)血圧が160mmHgある方
  • 少しの体動で血中酸素濃度が下がり、呼吸苦を生じる
  • 発熱などの感冒症状を伴う方
  • 傷の状態が悪い方

上記に示したものはあくまで参考程度としていただき、細かい数値や入浴が可能かの判断は専門家にお任せしましょう。
血圧なども160mmHg以上が必ずしも危険なのかというと、一概にそうとは言えません。

訪問入浴の流れ

基本は3人で自宅に訪問します

訪問入浴は看護師が1名と介護士1〜2名で高齢者の自宅を訪問し、入浴のサポートをします。
専用の訪問入浴者で湯船を持ってきてくれますので、特別な準備は不要です。
また、広さも2〜3畳あれば十分ですので、大幅な模様替えも要りませんので安心してくださいね。

看護師による健康状態の確認

まず初めに入浴が可能な状態かどうか、同行している看護師による確認を行います。
そこで発熱があったり、医師から事前に血圧などの指示がある場合はその基準から逸脱していないかをチェックしています。

お湯の準備と脱衣

スタッフがお湯の準備と、脱衣のお手伝いをします。

入浴

準備が完了したらいざ入浴。
利用者の希望に合わせて清拭や部分浴になることもあります。
また入浴中に、寝たきりの方などはベッドのシーツを交換することも多いので、事前に準備をしておくようにしましょう。

ベッドに移動し着替え

浴槽から上がり、着替えをお手伝いします。利用者によってはこのタイミングで爪切りや保湿ケアを実施。
着替えが完了しましたら、また最後に健康状態を確認し片付けをして完了です。
ここまでで大体1時間弱で行います。

まとめ

入浴は気持ちがいいだけでなく、身体を清潔にしたり、血行を良くしたりと生活に欠かせないものです。
看護師と介護士のサポートのもと安心して入浴出来ますので、ぜひ担当のケアマネージャーさんに相談してみてくださいね。

また、今回ご紹介した訪問入浴と訪問介護による入浴支援の違いについては、こちらの記事で詳しくご説明しています。

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