介護

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2025.03.31 作成

2025.03.31 更新

介護が必要になったら知っておきたい!地域包括支援センターの5つの役割

徐々にできないことが増えてきている親を見ていると、どこまで自分が介護をしたらいいのか悩んでしまいます。自分自身も仕事をしているため、今後仕事に影響が出てしまわないかとても不安です。

専門家の回答

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「地域包括支援センターってどんなことをするの?」「どんなスタッフがいるの?」
実際に介護が必要になった時に介護の情報を調べていると、「地域包括支援センター」という言葉をよく目にしますが、実際にどのような役割を持つのか、よく分からないという方も多いのではないでしょうか。
地域包括支援センターは、高齢者やその家族が介護について気軽に相談できる地域の窓口です。この記事では、地域包括支援センターの5つの役割や、そこで働く専門スタッフについてわかりやすく解説します。

地域包括支援センターの役割がよくわからない方の疑問が解決されれば幸いです。

地域包括支援センターの4つの役割

介護が必要になったら知っておきたい!地域包括支援センターの5つの役割

地域包括支援センターには、主に4つの役割があります。

それぞれくわしくみてみましょう。

役割 概要
総合相談支援業務 高齢者に関する相談への対応
権利擁護業務 高齢者の権利や財産を守るための支援
介護予防・ケアマネジメント業務 高齢者の介護予防や支援計画の立案
包括・継続的ケアマネジメント支援業務 ケアマネージャーや医療機関との連携、地域全体の介護の質の向上を目指す

それぞれくわしくみてみましょう。

総合相談支援業務

地域包括支援センターの主な役割のひとつは、総合相談支援業務です。この業務は「高齢者」「家族」「地域住民」が抱える悩みや問題に対し、適切な支援・サポートにつなげます。

例えば「高齢の親がひとり暮らしで心配だが、どうすればいいかわからない」「親の認知症が進行しているようだが、どこに相談すればいいかわからない」というような相談に対し、状況を詳しく聞き出し、適切な介護サービスや支援制度を紹介します。
相談内容は、介護だけではなく「医療」「福祉」「生活支援」など幅広いのが特徴です。高齢者をはじめ、その家族や地域住民が安心して暮らせるようサポートします。

権利擁護業務

高齢者に不利益が生じず、適切なサービスを受け安全に生活できるようサポートします。具体的には「虐待の防止」「成年後見人制度の活用」「消費者被害の防止」などです。

例えば、家庭内や施設内で虐待の疑いがあるときに、地域包括支援センターは関係機関と連携しながら必要な対応をします。介護サービスの導入やカウンセリングを提案し、虐待の防止や早期発見につとめるのも大切です。

後見人制度の活用を提案します。詐欺や悪徳商法の被害にあわないよう相談にのったり、関係する機関と連携をとったりするのも重要な仕事です。

介護予防・ケアマネジメント業務

地域包括支援センターでは、高齢者が要介護状態になるのを防ぎ自立した生活を維持するよう支援する役割があります。

今後介護が必要になる可能性が高い高齢者に対し、次のような介護予防サービスを提供します。具体例をみてみましょう。

  • 介護予防教室
  • 体操教室
  • 栄養指導
  • 口腔ケア指導

介護予防に関する教室や指導をとおし、健康寿命をのばす目的があります。

包括・継続的ケアマネジメント支援業務

高齢者が住み慣れた地域で、適切な介護や支援を受けられるよう関係機関と連携をとるのも地域包括支援センターの大切な役割です。ケアマネージャーや医療機関などと協力し、地域全体の介護サービスの質の向上を目指します。

具体的には「地域のケアマネージャーへの助言や指導」「研修の実施」「困難な事例への対応サポート」などです。

個別のケースを支援するだけでなく、地域全体のケア体制を整えることで、高齢者が安心して生活できる環境を整えます。

地域包括支援センターにいる専門家の職種

地域包括支援センターにいる専門家の職種を解説します。それぞれみてみましょう。

保健師(看護師)

地域包括支援センターにおける保健師(看護師)は、高齢者の健康管理や介護予防を中心に支援する専門職です。

具体的な業務をみてみましょう。

  • 高齢者の健康相談
  • 生活習慣病の予防指導
  • 栄養指導
  • 運動指導
  • 認知症予防の支援 など

高齢者の介護予防に関する支援や、健康の課題に関する相談対応など業務はさまざまです。
医療機関や訪問看護ステーションなどと連携し、在宅療養中の高齢者が適切な医療を受けられるよう調整する役割もあります。

社会福祉士

社会福祉士は、主に高齢者の権利擁護や生活支援など福祉の観点から高齢者を支える専門家です。

高齢者の権利が守られるよう高齢者の虐待防止や消費者被害の相談対応などをおこないます。必要時には、行政や関係機関と連携をとり、高齢者に不利益が生じないようサポートします。

高齢者が安心して生活できるよう適切な介護・福祉サービスの利用を支援するのが大切です。

主任ケアマネージャー

主任ケアマネージャーは、地域の介護の質を高める役割です。地域のケアマネジャーが適切なケアプランを作成できるようアドバイスをしたり、困難な事例への対応をしたりします。

必要時には、医療や行政と連携をとり、高齢者が必要な支援を受けられるよう調整します。
地域住民からの相談にのり、必要な支援をするのもケアマネージャーの役割です。

地域包括支援センターに相談するメリット・デメリット

地域包括支援センターに相談するメリット・デメリットをみてみましょう。

分類 具体例
メリット
  • 介護に関する相談が無料でできる
  • 介護の負担が減る
デメリット
  • 地域によって質の差がある

介護に関する相談が無料でできるのは、地域包括支援センターに相談するメリットと言えます。しかし、地域によって、サービスの質にばらつきがみられる可能性があり注意が必要です。
メリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、こちらも合わせてご覧ください。

地域包括支援センターへの相談事例

地域包括支援センターの相談事例をみてみましょう。

介護サービスに関する相談

相談)最近親の物忘れがあり、一人暮らしが不安。どのような介護サービスが受けられるか教えてほしい。

対応)要介護認定を受けるよう助言する、介護保険で使えるサービスの提案をする

認知症に関する相談

相談)親が最近同じことを繰り返し聞いてきたり、お金の管理ができなくなってきてるように感じる。どうすればいいか教えてほしい。

対応)認知症の早期診断や治療のため受診を提案する、認知症への支援やグループを紹介する

高齢者の虐待や孤立に関する相談

相談)近所の高齢者の家が荒れ放題になっていて、誰も面倒をみてないようです。

対応)高齢者の状況を確認する、専門機関との連携をとる

まとめ

地域包括支援センターは「高齢者」「家族」「地域の住民」が安心して生活できるようサポートする場です。

保健師、社会福祉士、主任ケアマネージャーなど専門家が勤務しています。介護をはじめ、生活に関する不安や疑問に対し、専門家の視点でアドバイスをしてくれるのが特徴です。

介護予防に関する講座や教室なども開催しています。今すぐ介護が必要な場合でなくても、気になることは相談できるので、お気軽にお近くの地域包括支援センターに問い合わせてみてください。

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