介護
専門家の回答
おむつへの排泄は使用者の負担が大きくなります
まず初めに、おむつへの排泄は、想像以上に使用者の自尊心に関わるケアとなります。
トイレ以外での排泄行為はとても羞恥心を煽るもので、排泄物が肌に触れる感覚は非常に不快で初めは非常に抵抗感があるものです。
デリケートな皮膚に直接当たるもので、おむつの質も重要となります。
また毎日使用するものなので、費用面も考慮する必要もあります。
おむつには色々な種類があります
介護おむつにはさまざまな種類があり、介護おむつを使用する方の生活環境や身体の状態によって使い分けます。
排泄の介護は、ご本人だけでなくご家族にとっても無理のないケアを選択しましょう。
アウターの選び方
アウターは大まかに「パンツタイプ」と「テープ止めタイプおむつ」の2種類あります。
パンツタイプ | 自身でトイレまで行くことができる トイレでの座位を保持することができる |
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テープ止めタイプおむつ | 自身での歩行・座位の保持が困難な方や、夜間寝ている間などに使用する |
他にもさまざまな種類がありますが、市区町村などの地方自治体で実施している「紙おむつ給付・助成制度」などの支給対象となるものは一般的な上記の2種類となります。
もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
下着、おむつ、パッドの種類|紙おむつとは|介護用 紙おむつ百科 |排泄ケア 基本編- 排泄ケアナビ | ユニ・チャーム
どちらのアウターが合っているかは、以下のチャートを活用してみましょう。
インナーの選び方
インナーとは、パッドタイプのものを指します。
下着などにつけるナプキンタイプや、テープ止めタイプおむつ用の吸収量の多いものなど用途に合わせて選択しましょう。
どちらのインナーが合っているかは、以下のチャートを活用してみてください。
①パンツタイプ用の昼用・少量用
軽度の尿もれ(1日に数回、パンツに滲む程度)は、普段の下着にインナーを使用します。
アテント 尿とりパッド スーパー吸収 約2回分 80枚 21×49cm テープ式用 【介助で歩ける方】
②パンツタイプのアウターのみ使用
尿もれの量は少ないが下着を汚してしまうことが心配な方は、パンツタイプのアウターのみ使われる方もいらっしゃいます。
ライフリー パンツタイプ うす型軽快パンツ Mサイズ
③パンツタイプ用の「昼・少量用」+アウター
1回の尿もれの量が少なめで、尿もれに気づきトイレに行くことが出来ればパンツタイプのアウターとパンツタイプ用のインナーを使用します。
④パンツタイプ用・テープ止めタイプ用の長時間用
トイレには行けるが、1回の尿もれの量が多い、トイレに行くのに介助が必要などで、頻繁にいけない方はこちらを使用します。
ライフリー テープ止めおむつ 横モレあんしんテープ止め Mサイズ 20枚 4回吸収 【寝て過ごすことが多い方】
⑤テープ止めタイプ用の「昼長時間用」や「夜間用」
寝たきりの方や、トイレでの排泄が難しい方はテープ止めタイプを使用します。
使用するインナーの種類はおむつ排泄パターンによって使い分ける必要がありますが、サイズや価格は各ブランドで異なりますので、どのインナーが適しているのか専門家に相談してみましょう。
アテント 夜1枚安心パッド 仰向け・横向き寝でももれを防ぐ 6回吸収 34枚 32×63cm テープ式用
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参考
大人用のおむつは、パンツの中などに使用する「インナー」と、外側に使用する「アウター」に分かれています。
目的に合わせて適切に組み合わせるようにしましょう。