介護
専門家の回答
新型コロナウィルスについて
新型コロナウィルスによる症状は、人によって様々です。ほとんどの感染者で、軽度〜中等度の症状で、入院せずに回復することが多いです。
しかし、40度近くの発熱が続いたり、ご飯が食べられない方でも呼吸器症状がなければ重症度分類状は「軽度」なのです。
「重症」は人工呼吸器が必要な状態、もしくはICUへの入室が必要な状態を指します。
そのため、手指消毒やマスク着用、ワクチン接種は非常に大切な感染対策であります。
各訪問サービスで行われている感染対策
各訪問サービスでは以下のような感染対策をおこなっています。
- マスクの着用
- ケア提供前後の手指衛生
- 適切なタイミングでのワクチン接種
- 事業所内の消毒
- 感染を疑うスタッフの訪問を調整
これら以外にも事業所ごとにあらゆる感染対策をおこなっております。
感染対策は完璧に感染を防ぐことはできない
いくら感染対策を万全にしていてもウィルスや菌は目に見えませんので、完全に防ぐことは困難です。
また新型コロナウィルスの潜伏期間は1〜14日ほどですので、無症状の方でも感染を広げていることはすでに知られている通りだと思います。
しかし、感染対策は訪問スタッフだけでなく利用者やその家族の協力があってこそより効果を発揮します。
訪問サービスを利用する場合に気を付けること
訪問サービススタッフが来る前に部屋の換気を行ったり、訪問スタッフがいる場合には家族、出来れば利用者もマスクを着用し、手指消毒または手洗いを行う。
また、重篤なアレルギーなどをお持ちでなければ、適切なタイミングでのワクチンを接種するなど、お互いに感染対策を講じることが最も有効となります。
訪問サービスを受ける方へ向けて
厚生労働省より、訪問サービスを受ける方へ向けた動画が公開されています。
ここでは、「こんなときどうする?」と以下の4つの場面ごとに注意をした方が良いポイントが紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてください。
全部で10分ほどで見ることができます。
- いつ手を洗うの
- サービスを受けるまえ
- サービスを受けるとき
- 訪問してもらうのが怖いと思ったとき
参考動画:訪問サービスを受ける方のためのそうだったのか!感染対策!(あなたがウイルスをうけとらない、わたさないために)
まとめ
厚生労働省の動画にもありますように、どうしても不安な方は各事業所に相談してみましょう。
どんな感染対策をしているのか、お互いに対策方法を決めるなどすることで不安も和らぎますし、訪問スタッフもよりあなたの不安に寄り添えるはずです。
訪問サービスを中断することも可能ですが、介護をする方の負担が大きくなってしまい、共倒れになってしまう可能性もありますので、あまりおすすめは出来ません。
安心してサービスを受けることができるよう、不安や困ったことは専門家に相談しましょうね。
訪問介護や訪問看護など外からお宅に訪問するサービスに関して、感染症の持ち込みを心配される方は多くいらっしゃいます。
今回は、事業所で行われている感染予防対策と、もしスタッフが新型コロナウィルスやインフルエンザなどの感染症に罹患したことが分かった場合の大まかな流れについてご説明いたします。