病院・施設

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2022.12.26 作成

2023.01.25 更新

【施設介護と新型コロナ】面会制限中の面会の決まりや注意点は?コロナ禍でも面会に行ける?

老人ホームに入所してる親戚に会いに行きたいのですが、コロナ禍でも面会は出来ますか?

何か見舞い品など持って行った方が良いのでしょうか?

専門家の回答

専門家イラスト

昨今は新型コロナウイルスの流行や、季節性インフルエンザなどの感染症により介護施設における面会制限が行われています。
今回は面会制限中の介護施設への面会のルールや注意点について解説します。

面会制限中の面会方法※1

用を足す様子

コロナ禍などの感染流行している時期には、介護施設側が通常の面会にある程度の制限を設けて感染予防に努めています。

感染対策をおこなった上での対面面会

感染症の地域の感染状況によっては、感染対策をきちんとおこなった上で面会が可能な場合も。
ワクチン接種の有無や、マスク着用とアルコール消毒や手洗いなどが条件になっていることが多く、時間を制限されて決められた場所で対面面会をしていることが多いようです。

感染対策をおこなった上での対面面会

ガラスや窓越しに面会

ガラス越しに電話やインターフォンを使用して面会をする形式です。
こちらでも体温の測定やアルコール消毒、マスクの着用を求められることが多いです。
面会場所が決められているため、事前の予約が必要です。前日の夕方までに予約が必要であったり、当日も枠が空いていれば受け付けてくれる施設など様々でした。

ガラスや窓越しに面会

オンラインでの面会

ZoomやGoogle Meetなどのオンラインでのビデオ通話を利用して面会を行うものです。
こちらも事前の予約は必須で、HPから予約を行うところや電話でも予約を受け付けているところなど様々です。
これらのビデオ通話アプリは基本的に無料で利用することができ、通話料などは発生しません。(インターネットに接続が必要なので、ネットの通信費はそれぞれ発生します)
スマートフォンからも利用可能です。
面会時間は15分としている施設がほとんどでした。

オンラインでの面会

面会時の注意点

感染予防対策は万全に

面会の前には必ず自分でも体調の確認をしましょう。

  • 37.5度以上の発熱
  • 喉のイガイガや痛み
  • 咳や息切れ
  • 下痢・嘔吐
  • 倦怠感や悪寒
  • 湿疹などの皮膚の異変
オンラインでの面会

これらの異変が一つでもあった場合、必ず病院を受診してから面会に行くようにしましょう。
もし感染症の診断があれば治癒するまで面会はできません。
入所者全員が安全に施設内で生活ができるよう、皆で協力し合うことが大切ですね。

介護スタッフへの手土産は不要

介護スタッフへ手土産を用意される方も多いかと思いますが、昨今では手土産を一切お断りしている施設も少なくありません。
トラブルを予防したり、利用されている方に気を遣わせないような配慮のもとですので、もし断られても気にしないようにしましょう。

食事やおやつの差し入れ

入所者への食事やおやつの差し入れも断られる場合があります。
嚥下機能が低下して食事の形態に制限があったり、病気により塩分や糖質の制限が必要な方などはもちろん、食中毒を予防するために持ち込みをお断りしている施設も。
時折施設のスタッフに無断で差し入れを持ってこられるなどを繰り返されていると入所者の安全を保てないため、最悪施設からの退去を命じられることがありますので注意しましょう。

もし現在の食事量で足りなさそうな場合は、事前にスタッフに相談し要望を伝えてみましょうね。

着替えの用意

できれば季節の装いに合わせた服を準備しましょう。冬でも夏の軽装しかお持ちでない入所者の方もいらっしゃいます。
気温などに合わせて変えられるよう軽く羽織れるものなどもおすすめです。

生花の見舞い品

生花を見舞いの品として持参するのは、施設によって可否が異なります。
断られる理由としてはこういったものが挙げられます。

  • 感染症対策(花や花瓶の水に緑膿菌などの細菌が存在することがあるため)
  • 入所者が自分で花の世話をできない
  • 間違えて花を食べたり水を飲んでしまう(異食)危険性がある
  • 認知症などがあり花瓶を落としてしまう危険性がある

緑膿菌は通常はさほど気にする必要はない程度の細菌ですが、体力や免疫の低下している高齢者にとって思わぬ重篤な症状が出てしまうことがあります。(日和見感染)
花の世話が出来ない場合、代わりにスタッフが行うというところもあるようですが、施設のスタッフは多くの入所者をみており多忙なため、難しい場合が多いようです。
また認知機能の低下により、花を食べてしまったり、花瓶の水を飲んでしまう危険性も考えられますし、広範囲に注意を行き届かないため誤って花瓶を割ってしまったり、落としてしまうことも考えられます。
もし花を贈るときには、事前に介護施設のスタッフに確認し、生花でなくてもブリザーブドフラワーやドライフラワー、また家族の写真を可愛らしい写真立てに飾って持って来られるのも喜ばれています。

本や塗り絵、折り紙など

介護施設での生活で空き時間に退屈しないような工夫も必要です。 本や塗り絵、折り紙など一人で時間を潰せるものを用意されると良いでしょう。

出典

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