介護

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2022.06.09 作成

2023.01.24 更新

高齢者の食事で気をつけるべきポイントと、介護食品の種類

高齢者やシニア向けの介護食の種類って多く存在するのですね!種類ごとの特徴や、どんなものが適しているのか教えてください。

専門家の回答

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お年を重ねるごとに筋力の低下や認知機能が低下していく中で、お食事にも配慮が必要です。 今回は「介護食」について説明します。

介護食のタイプ

高齢者

介護食は4つのタイプに分かれます。

  • タイプ1:簡単に噛むことができる物です。普通のご飯や焼き魚を食べられて、飲み込みも問題なく出来る人向けです。
  • タイプ2:歯茎で潰せることができる物です。硬い物は食べづらかったり、飲み込みが難しくなってきたりするが、柔らかいご飯や木綿豆腐などは食べれる、という人向けです。
  • タイプ3:舌でつぶせる物です。水分は飲み込みづらいが、おかゆや絹ごし豆腐など柔らかい物なら食べれる、という人向けです。
  • タイプ4:噛まなくても良い物です。お水やお茶の水分が飲み込みづらかったり、小さく切った固形物は食べづらかったりするが、ペースト状のおかゆや白身魚の裏ごしなどは食べれる人向けです。

介護食の種類

介護食の種類は、きざみ食・ソフト食・ミキサー食・ゼリー食・流動食(液体状)の5種類あります。

きざみ食 通常の食事を小さく刻んだ物です。焼き魚や水分が少ない食材は水やとろみをつけてまとまりやすくすると食べやすくなります。
唾液が少ない人や飲み込む力がない人には向いていません。先ほど紹介した介護食タイプ1に該当します。
ソフト食 舌や歯茎で潰せるくらい柔らかく調理した物です。
食材の味が通常とあまり変わらないので、食欲が起こり易いです。噛む力が弱かったり、飲み込む力が衰えてる人も向いています。タイプ2と3に該当します。
ミキサー食 通常の食事に液体やスープを加えてミキサーで混ぜ、ポタージュ状にした物です。
見た目がドロドロして、あまり美味しそうに見えないため、きれいに盛り付けるなどの工夫をした方が良いかもしれません。ミキサー食はむせやすく咳き込む場合があるので注意しましょう。タイプ4に該当します。
ゼリー食 普通食をミキサーなどでペースト状にしてから、ゼラチンなどで固めてゼリー状にした物です。
ゼリーのように喉の通りが良いので、飲み込む力がかなり弱くなってしまった人に向いています。
流動食(液体状) 具なしのスープや重湯など液体状の食事です。
消化器官への負担が少なく、寝たきりの人にも向いています。栄養素が少ないのでプラスアルファを工夫しなければなりません。
完全液状なので飲み込むことが難しいという高齢者に向いています。タイプ4に該当します。

まとめ

体力や筋力が落ちてしまっていても召し上がることの出来る介護食のご紹介でした。
お食事は毎日のことですので、飽きの来ず、楽しく、安全に召し上がれるものを選びましょう。

普段のお食事に加えて、1日に必要な栄養素を補うことのできる栄養補助食品というものもあります。
栄養補助食品に関して、詳しくはこちらの記事をご参照ください。

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